しつけで暗い場所に閉じ込める効果とデメリット【幼児の叱り方】

子育て

やってはいけない事を子供がしてしまった時、どうやって叱るべきか。

子育てをしている人なら必ずこの問題に悩むときがやってきます。

 

私は叩く叱り方には反対なので、絶対に手は出さないと決めていたのですが、そうするとどうしても言うことを聞かない時が来るんですよね。。。

そんな時に自分の過去を回顧して、暗い場所に閉じ込める叱り方を試してみました。

自分なりに閉じ込めた時の子供へのフォローも考えたので、その効果とデメリットについて話していきます。

 

今現在叩くしつけをしていて、そこから抜け出したい人や、叱り方で悩んでいる方は是非参考にしてみてください。

 

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大きな声で叱るのは無意味

まず閉じ込めの話をする前に、叱り方で気付いたことを1つ。

最初は私も子供がダメなことをした時に、大きな声で叱っていました。

もちろん最初から大きな声なわけでなく、経験者ならわかるでしょうがどんどん大きな声を出さざるを得なくなってしまうのです。

 

理由は単純。

子供が叱られる事に対して慣れてしまうから。

 

最初のうちは大きな声で叱ると大泣きしていましたが、回を重ねるごとにへっちゃらになってきます。

大きな声を出しても全く言うことを聞かなくなるので、多分この段階で手を出してしまう人が出るんだろうなと身をもって実感します。

 

ではどうやって言うことを聞いてもらうか。

そこで閉じ込めの登場です。

 

どんな時に、どんな風に閉じ込めて叱るか

ただ単にいつでも閉じ込めをしていいかというと、そうではないと思っています。

ある一定の基準を設けて実施しているので、うちの例を紹介します。

 

子供が1歳半で言葉を理解している場合

まず現状で私には1歳半の息子と3歳8か月の娘がいます。

息子はあまり話せはしないものの、言われていることはよく理解しているようで、「鼻水出てるからティッシュで鼻かんでおいで」とか言ったら、その通りやるくらいには成長しています。

 

今回困っているのがこの息子。

男の子ということもあってか、以前から凄くイタズラ好き。もう大声もへっちゃらです。

 

現在閉じ込めを発動させるのは、

・危ないことをした時(一人で裸足で勝手に外に出る)

・食べ物を投げて粗末にした時

 

私が初めて閉じ込めを使ったのは、息子が食事中に食べ物を投げて粗末にした時です。

ダメだよと何度言っても繰り返すので、家の中にある物置スペースに1分ほど閉じ込めました。

もちろん超絶号泣。

 

でもここで終わったら、それはただの罰でしつけじゃないので、出してあげてからは抱っこして「怖かったねー」とか言いながら泣き止むまで待ちます。

そして子供が落ち着いてから閉じ込めた理由を話し、「もうしないよね?」と念を押します。

分かっているのかなぁ?と思いながらも一応めちゃくちゃ頷いているので、ここで終了しました。

 

これが我が家流の閉じ込めしつけ法です。

一度これをしてからは、息子は2度と食べ物を投げなくなりました。

 

1人で外に出ていくのも、今でも出ていきそうになりますが、

「1人で外に出たらどうなるんだっけ?」と少し低めの声で言うと、真顔になって戻ってくるようになりました。

父親である私ではなく、閉じ込め役を買っていない妻が

「1人で外に出たら怖いことになるよ」と言っても、息子は言うことを聞いています。

 

その後もイタズラしそうになる度に、

「怖いとこ行くんかな?」と問いかけると、首を横に振りながら中断します。

 

閉じ込め方式の叱り方の効果は絶大だと思います。

 

子供が3歳で社会について分かり始めている場合

3歳の娘はもう善悪の判断がかなりつくようになっているので、ダメと言われるようなことは基本的にそもそもしません。

でも衝動的にやってしまうのが、けんかで弟を突き飛ばしてしまうということ。

この時にも閉じ込めを発動させました。

もちろん大号泣。

 

同じように泣き止むまでは抱きしめながら待ち、泣き止んでからなぜ閉じ込められたかを聞きます。

「どうして閉じ込められたか分かってる?」

 

自分でも悪いことをしたっていう自覚があるので、弟を押したからとちゃんと答えてくれました。

さらにプラスで娘には社会の仕組みを説明します。

「大人でも悪いことをしたら、おまわりさんに捕まって暗いところに閉じ込められるんだよ。だからダメって言われることはしたらダメだよ」

 

子供を閉じ込めるのは、叩かないにしてもやっぱり罪悪感なのですが、大人も悪いことをすると閉じ込められると説明することで、この閉じ込めは社会的に適切な行為だと理解してもらいます。

説明したらちゃんと分かってくれていますよ。

 

デメリット

個人差はあると思いますが、最悪の場合閉所恐怖症や暗所恐怖症になる場合があります。

私自身、5歳か小学校低学年くらいの時に閉じ込められた経験があるのですが、その時のことは20年以上経った今でも覚えています。(何で怒られたかは記憶に無い)

幸い私は狭い場所も、暗い場所も怖くないですが、ネットで検索すると一定の割合で恐怖症に陥っている方は見受けられます。

 

子供が大きくなると、扉を破壊してでも出ようとしたり私のように記憶に残りやすいと思うので、やるなら言葉をしっかり理解できるようになってから、なるべく早めにするのが良いのかなと思います。

 

まとめ

私が思う閉じ込めしつけ法の理想パターンは

・閉じ込めは30秒~1分程度で十分

・泣き止むまでは優しく抱きしめてあげる

・泣き止んだら閉じ込められた理由を1歳児には説明、3歳児には問いかける

・終始口調は怒らない

 

最後の『終始口調は怒らない』については、怒ると怖い対象が親になってしまって、暗い場所には閉じ込められるわ、親は怖いわで子供にとって救いが無いので、子供にしっかり話を聞いて貰うためにもずっと冷静に話しかけるのが大事かなと思っています。

 

まだまだ実践中なので、これからどうなるか分かりませんが、今のところは閉じ込めは最強のしつけ方法じゃないかと思っている次第です。

子供に手をあげたくない人は、是非一度試してみてください!

 

【追記】

しつけで閉じ込めを始めて4~5年経ったので、その後の状況を書いてみました。

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