桃の食べすぎは太る?下痢する?桃農家が体を張って実験!

桃美味しいですよね。

桃農家になって桃を頻繁に食べるようになって、ますます桃が好きになりました。

ですが、桃で検索を入れると「太る」や「下痢」というワードが出てきたので、果たしてそうなのかと思い今シーズンめちゃくちゃ食べて実験してみました。

さてどうなったでしょうか!?

 

結果:太るどころか痩せた!

さて早速回収です。

太るどころか痩せました!

太ると書いてあるサイトの方々どうしてくれましょうか!

 

ちなみに今シーズン(2019年)は6月20日から桃を食べ始め、9月20日現在で3か月毎日桃を食べ続けています。

しかも7月中旬から9月初旬までは毎食桃を1個以上食べているので、毎日3個は普通に食べてました。3か月で少なくとも300個ほどは桃を食べています

桃の収穫中は私も妻も普通にご飯を食べて満腹になったうえで、さらに桃を詰め込むという生活をしていました。にもかかわらず太るどころか痩せたので、桃農家ではない皆さんが普通に桃を食べる際は、太ることは一切気にしなくても大丈夫だと思います。

 

フルーツしか食べてない中野さんもフルーツでは太らないとおっしゃっているので安心してください。

丸7年間「フルーツしか食べない男」が死ぬ覚悟で自らを実験台にした理由

 

下痢にもならない

他のサイトではソルビトールが原因で下痢になるとか書いてありますが・・・

お腹の調子もすこぶる快調ですね。

桃に含まれている食物繊維が太るどころか、腸の掃除に貢献しているんじゃないでしょうか。

 

ちなみに東京都福祉保健局が出している指標をもとにどれだけの桃を食べたら下痢になるか計算してみました。

ソルビトールの最大無作用量(一度に摂取した時の緩下作用を起こさない単位体重あたりの量)は

男性で0.15g/kg体重

女性で0.3g/kg体重

 

桃100gあたりのソルビトール含有量は0.4g(参考:果物ナビ)。

男性、女性ともに50キロだったと仮定すると、

男性は1875g、女性は3750gまでは桃に含まれるソルビトールの影響はないと計算できます。

桃1,8kg~3,7kgって、普通に食べすぎで腹下しますよね。

 

 

桃の収穫期間中、家庭菜園で作っているスイカを爆食いしてたんですが、スイカの方が食べ過ぎでよっぽど腹下しますね。満腹になった後に桃食べて、その後にスイカ1キロくらい食べてたからだとは思いますが。

まぁ普通に食べすぎですね(笑

 

アレルギーは心配

太りもしない、腹も下さない桃ですが、アレルギーは正直心配です。

私はおそらく桃の花も花粉症なので(病院未受診でヒノキと時期がかぶり正確に分からない)、桃の果実もいつかアレルギーになるかもと思っています。

 

桃はキウイ、リンゴに次いで3番目にアレルギーが多い果物です。

バラ科果物にアレルギーのある方、ハンノキ花粉症の方は、十分注意して食べていただけたらと思います。

ただし、桃によるアナフィラキシーショックは全体の2%(卵27.6%、牛乳23.5%、小麦17.7%)のようですので、過度な心配は無用だと思います。

参考:知っておきたい食物アレルギーとアナフィラキシーQ&A

 

まとめ

実験というより好き好んで桃を食べに食べてますが、正直みんな心配しすぎなんじゃない?っていう結果になりました。

アレルギー自体は個人差はありますが、私自身スギ、ヒノキ、イネ科花粉のアレルギーなのでアレルギー体質ではありますし、妻もキウイのアレルギーがあるので夫婦揃って、桃アレルギーになる可能性は普通の人よりは高いと思いますが、桃300個程度じゃアレルギーにはならないことが分かりました。

 

世間では毎日果物200g運動というものが進められています。食べすぎを恐れるのではなく、正しい知識をつけて果物を楽しんで、美味しく食べてもらえたらと、イチ桃農家として思っています。

もっと果物のことを知りたいという方はこちらでもどうぞ!

果物と健康

桃農家が教える本当に美味しい恵白の選び方

あなたが食べた恵白、硬かったですか?

それ間違ってます。

 

岡山白桃の中でもかなりの高糖度を誇る晩生品種、恵白。

各所で硬いという説明を散見しますが、今年様々な熟度の恵白を食べた私から言うと、硬い恵白は収穫適期を間違えていると思います。

今回はお客様に本当に美味しい恵白を選んでほしいという思いを込めて、市場に硬い恵白が出回っている理由と、正しい恵白の選び方について書いてみようと思います。

 

恵白ってどんな桃?

恵白は千種白鳳と川中島白桃の掛け合わせで生まれた桃で、熟期は8月下旬~9月、大玉になり糖度も高いという優秀な品種です。

岡山県では清水白桃や、岡山夢白桃など、メインの白桃はほぼオレンジの果実袋を掛け収穫を迎えるのに対し、この恵白は白黒二重袋と呼ばれるものを掛けています。

その理由は恵白にオレンジ袋を掛けると色が綺麗な白色にならず、白黒二重袋を掛けると美しい白桃になるので、袋の使い分けをしています。

ただここに他の品種にはない恵白最大の欠陥点が潜んでいるのです。

熟れの判別が非常につきにくいのです。

オレンジの袋を掛けている品種は収穫適期になると色が明らかに白くなってくるため、収穫適期を間違えることはありません。

 

しかしながら恵白では収穫適期の1週間以上も前から、すでに他の品種だと収穫しているくらいの「白桃の色」に仕上がっているのです。

さらに、そこに重ねて問題なのが硬いのにすでに糖度が高いということです。

岡山県では等級の選別のために光センサーを導入している産地が多いです。

通常の桃だと収穫適期より早い段階で採ると、糖度が不足して加工用の桃として流れるか下位の等級へと回されます。

ただ恵白の場合は収穫適期でなくても糖度が十分にあるため、光センサーを導入していても未熟な桃が市場に出回ってしまうのです。

 

本当に美味しい恵白の選び方

さて前置きが長くなりましたが、これが本当に美味しい恵白です。

画像クリックで大きな画像が表示されます。

見て分かる通り、そばかす(裂皮と呼ばれる)が出ています。

恵白の収穫前の色変化は少し青みが残る→白くなる→クリーム色になる→(裂皮が出てくる)という感じです。

恵白は樹でしっかり熟らして熟期を迎えると、かなりの確率でこの裂皮が出てきます。もちろん桃によって程度の差はあり、出ていなくても十分美味しいものもありますが、これが完璧に熟れた証となります。熟れた恵白は清水白桃などの品種には及ばないまでも、噛んでも音が立たないくらいには柔らかくなります。とりあえず皮がクリーム色になって入れば、裂皮がなくても十分熟れていて美味しいです。

たまにあるのですが、そばかすは出ているけど色がクリーム色じゃないパターンもあり、これはまだ熟れていないので、実際のところは外皮のクリーム色加減と裂皮を複合的にみて判断するのが一番です。

 

また他の品種の桃では流通時点で多少青みが残っていても、追熟で十分美味しくなるのですが、恵白の場合青みが他の品種と同じ程度残っていたら追熟してもイマイチ風味が乗ってこないのと、食味も素直に柔らかくならずブヨブヨになるため、青い恵白は選ばないようにしてください。酸っぱかったり、渋いです。

絶対に失敗したくない方は、早くとも8月25日以降に買うとハズレに当たる確率は低くなると思います。

 

まとめ

現状、恵白では上位等級より下位等級の方が美味しいということが他の品種より多く発生していると思います。裂皮が多く出ると上位等級にならず、等級が落ちるからです。正直恵白ではロイヤルを買うより、エースや良品を買った方が美味しいものに当たる確率は高いと断言できます。

ただしこれは、綺麗な桃がロイヤルであるべきという考えが世間の根底にあり、なかなか生産者の力ではどうにもならないのが実情です。個人的には見た目よりも美味しいものはそれ相応に扱われるべきで、逆に見た目が良くても美味しくないものは上位に行くべきではないと思うんです。

 

人だって個性があるように、桃にだって個性があります。

肌が綺麗で性格も良い人もいれば、そばかすがあって最高の人だっているじゃないですか。桃だって同じだと思うんですけどね。

 

いろいろ書きましたが美味しい白桃と聞いて、恵白と言ってくれる人が一人でも増えてくれたらいいなと心の底から願っています。

アシナガバチの駆除にスプレー式殺虫剤が想像以上に効いた

農業をしているとハチに接触する機会が多いです。

今年は運悪く桃の収穫中にアシナガバチに顔を刺されてしまいました。

どうやら桃の後ろに巣を作っていたようですが、その場所は翌日も収穫しにいかないといけない・・・

ということで、今年初めてハチ用のスプレー式殺虫剤を買ったのですが、その威力が予想以上に凄かったので購入を検討されている方に凄さを伝えてみようと思います。

 

ハチ用スプレー式殺虫剤について

今回私が購入したのはこの商品でした。

使ってみてまず驚いたのが、その噴射の威力。

結構離れた位置からでも余裕でかかります。商品説明には最大12mと書いてありますが、実際使用する時にはその半分くらいの距離が関の山かなと思います。個人的にはそれでも十分な駆除能力を感じました。

 

さらに驚いたことは薬が1秒掛かる掛からないくらいでハチが死ぬということです。

もちろんそれより長い時間掛けていたら即死のようですが、1秒くらいの噴射でも充分死んでいました。

ただ違うのは1秒だとその後しばらく生きていることです。薬がかかるとすぐに飛び立ちますが、飛び始めて5秒くらいでふらつき始めて、さらに5から10秒くらいで落ちていきます。

今年かなりの数の蜂をこの殺虫剤で駆除しましたが、飛び立ってからこっちに刺しに来るということは一度もありませんでした。

 

今まで普通の殺虫剤しか使ったことがなかったので、この噴射距離と駆除能力には本当に驚きました。

 

ただ調べてから気が付いたのですが、この殺虫剤の適用害虫にスズメバチは入っていないんです。スズメバチに噴射したこともあったんですが、確かにアシナガバチよりも効きは薄い感じでした。

それでもアシナガバチよりも10秒長く行動するかどうかという感じで、最後は落ちていきましたが。

スズメバチにも絶対に効く殺虫剤がいいという人は、こういう更に凄そうな殺虫剤の方がいいのかもしれませんね。

 

ハチに刺されたときの対処法

万が一駆除に失敗して刺されてしまうこともあるかもしれないので、対処法についてもまとめておきます。

 

アシナガバチに刺されたらどのくらい痛い

私が今年ハチに顔を刺された時の痛みを表現するとすれば、「釘を金槌で打ち込まれたような痛み」です。刺された場所は2か所だったのですが、その瞬間は4か所くらい顔に鋭い痛みを覚えました。毒が回ったのか刺された30秒後くらいから少し頭がクラっとする感じがして、3分くらいしたら治まり、腫れも幸い10分程度で引きました。

対処はどうする

まずは速やかに刺された場所から離れます。というかこんなこと書かなくても多分みんな逃げます(笑

大切なのはここからで、針が残っている場合は気を付けて抜くということです。ハチの針が残っていると、残った針の根元にある毒袋から体内にずっと毒が入り続けてしまうのです。これを指でつまんで取ろうとすると逆に毒液を注入することになるようなので、指ではじき飛ばしたりクレジットカードなど薄いものでそぎ落とすのが良いみたいです。

(引用:ハチの巣駆除出張専門館

 

私はこういうことを知らなかったので、パニックになって顔をこすりまくってましたが、まずは冷静になることが大事ですね。

 

あとは毒を絞り出し、流水で洗い流します。蜂毒は水に溶けやすいため、毒を薄める効果が期待できるようです。間違っても口で毒を吸い出さないようにしてくださいね。万が一口の中に傷があったら、結局そこから毒が入ってしましますので。

 

まとめ

ハチは本当に怖いですよね。

出来れば一生刺されたくないですし、出会いたくもないものです。

今回私は運よくショック症状も出なかったですし、腫れもすぐ引き跡も一切残りませんでした。

ただ運悪く一度刺されただけで亡くなる方がいるのも事実です。

見つけ次第殺虫剤で駆除して、早め早めの対処を心がけましょう。