どうもgeradeausです。
覚えても覚えてもすぐに忘れるのが英単語。。。
私も高校生の時には毎日単語帳を開いて暗記し、結果として英語ではセンター試験で9割以上を取るが出来ました。
もちろん試験での成績となると読解力やリスニング力など他の要素も入ってきますが、それらは語彙力があってようやく実を結ぶものであって、何よりも大事なのはまず語彙力!
今回は私が実践していた英単語を長期記憶する方法を具体的にお教えしたいと思います。
英単語を覚えたいならまず発音記号から
具体的な覚え方に入る前に、まず意識してもらいたいのが発音についてです。
発音はリスニングの時に何と言っているかで役立つだけでなく、単語を覚える上でも非常に役立ちます。
というのも、単語を声に出してみるということは、長期記憶に定着させるためにとても効果的なプロセスだからです。
このことはウォータールー大学の研究でも明らかになっています。
英単語を暗記するときは、口に出すべき!ウォータールー大学の研究紹介
ただし発音の仕方を知らない事には口に出すことも出来ません。
なので単語を覚える第一ステップとして、発音から学ぶことを強くおススメします。
発音は後々スピーキングをすることになった時も非常に役立ちます。
発音記号の覚え方
発音記号と言われると小難しく感じるかもしれませんが、そう気負うことはありません。
私のおススメの発音記号の学習法は、今現在知っている単語を発音記号と照らし合わせながら、電子辞書やスマホなど何かしら音の出る機械に正しく発音してもらい、どの音がどう発音されているかをよく聞くことです。
またゆっくりめの洋楽の歌を歌詞を追いながら聴き、発音を純粋にマネするのも効果があると感じます。
そのうえで、そこで出てきている単語の発音記号を意識すると、
「あぁ、この単語はこういう発音記号で、このように発音されるんだ」ということが、頭の中で結びつきやすいです。
それでも分からなければ、英語音声学について学べば理解が深まると思いますが、おそらくそこまでしなくても理解できる方が多いのではないかと思います。
英単語の記憶は短期の復習が鍵
発音記号を学び終えたら、実際に英単語をバリバリ覚えるプロセスに入っていきましょう。
この工程で一番声を大きくして言いたいことは
・復習を繰り返す事
この一点に集約されます。
人間の記憶力について興味深いデータがあります。
(出典:Wikimedia Commons-Ebbinghaus’ Forgetting Curve)
これはエビングハウスの忘却曲線というものですが、人が物事を記憶して経時でどれだけその記憶を保持しているかを表したものになります。
見ていただければわかる通り、1日経つと33%に落ち込んでいます。
つまり英単語で言えば10個覚えたら、6~7個は忘れているということですね。
このまま次の単語に進んでしまうと定着率はさらに低くなってしまうのですが、それを回避するために1日経つ前にもう一度必ず復習をします。
初回学習時はグラフの通り1日での記憶のロスが凄いですが、復習を重ねることで定着率があがり忘れにくくなることも分かっています。
※エビングハウスの忘却曲線は厳密には記憶の節約率(一度記憶した内容を再び完全に記憶し直すまでに必要な時間)を示していて、記憶の維持率を示すものではありません。しかし説明の簡素化のためにこの記事含め、多くの記事で節約率≒維持率と捉え引用しています。
正確な情報を知りたい方はこちらをご覧ください。
具体的な学習法
これを踏まえたうえで私が実践していた暗記法について書いていきますね。
・1単語20~30秒で音読しながら1日16単語を覚え、2日半で4回復習する
です。
じゃあ詳しく解説していきますよ。
・1日目朝 A~G
・1日目夜 A~G H~N
・2日目朝 A~G H~N
・2日目夜 H~N O~U
・3日目朝 H~N O~U
・3日目夜 O~U V~Z
以下繰り返し・・・
基本的な流れとしては夜に学んだことを、次の日の朝に早速復習する。そして夜に新しい単語を取り込んで、また次の日に同じ内容を復習するという流れを繰り返していきます。
短い期間で4度単語を確認するので、かなり高い確率で覚えることが出来ます。
また4度も同じ単語に目を通すのは時間がもったいないような気がするかもしれませんが、3度目、4度目の学習時になると記憶に定着している単語がほとんどになってくるので、復習の時間はさほどかかりません。
また1日に新しく覚える単語の数ですが、私は16個にしていました。なので復習含めて毎回32個の単語に目を通すことになりますね。
数に関しては学習する期間と覚えたい単語数から、自分で目標を設定して増やすなり、減らすなりしたらいいと思います。
あともう一つ追加で言いたいことは、イディオムや短い用例は必読、でも長文は読むなです。
長文までカバーしてしまうと、1単語20~30秒で覚えられなくなり時間効率が低下します。
このとこについてはこちらの記事でも触れています。
キクタンの使い方の記事
長期記憶として安定させたいなら寝る前に復習
具体的な学習法で夜と朝に単語に目を通すことを実例で示しました。
その中でもさらに掘り下げてお話したいのが、夜に英単語を覚えるときは本当に就寝の直前にするべきということです。
実際に私も布団に入った状態で単語帳を開き、英単語の習得をしていました。
なぜこのような学習方法を取ったかというと、就寝前30分は長期記憶するうえでのゴールデンタイムとされているからです。
寝る前と長期記憶の関係性の記事
【発展】単語の持つイメージを掴むとなお良い
英単語を学習していると日本語では同じ意味を持つ言葉に出会うことが多いです。
誰もが知っている範囲で言うとsee,look,watchの「見る」や、listen,hearの「聞く」など、挙げればキリがないくらい出てきます。
他にもonやatなどの前置詞、また特に間違えやすい助動詞shouldとhad betterの差など、単純に単語だけでなく使い方もイメージとして覚えた方が役立ちます。
ちなみにhad betterの方がshouldより優しそうなイメージですが、実はhad betterはshouldよりも強い表現で、目上の人に対して使うのはタブーです。
この辺りは単語だけというより、英語スキルの全体的なレベルアップに関わるものなので、もし興味がある方はこの本をチェックしてみると良いです。英語に対する理解がめちゃくちゃ深まります。
本を買うのはなーという方は、是非NHK語学のラジオ英会話を聞いてみてください。
ラジオ英会話では英単語イメージハンドブックの著者である大西泰斗さんがパーソナリティを務め、毎度ではないですが単語のイメージなどを教えてくれます。
NHK語学は英語のリスニング力向上にも非常に役に立ちますよ!
NHK語学の記事
まとめ
英単語の暗記の肝は復習の繰り返しです。
1回で覚えようとするのではなく、何度も復習することを前提とした学習方法を試してみてください。
また学習する時間帯にも気を配りながら、効率よく英単語を身に着けていってくださいね。
すぐに語彙力の成長を実感すると思いますよ。
継続は力なり!
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