鹿の解体の勉強in富士山麓【実践編】

※この記事には動物を解体しているグロテスクな画像が含まれます。
 気分を害する方は見ないようにお願いします。

空気が段々秋の空気になってきました。
赤ちゃんがあせもになるので夏の間は毎日クーラーをつけていた我が家ですが、最近では冷房器具を使わない日も増えてきました。

夏から秋へ移りゆくこの前の土曜日、富士山麓に鹿の解体に行ってきました!

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趣味のレザークラフトの知識につながればと皮なめしの工場見学に行ったとき、MATAGIプロジェクトの話を聞きました。
地域でとれたイノシシやシカなどの害獣も、皮まで使って命を大切にして、地域の活性化につなげようというこのプロジェクトを聞いて以来、いつか自分のレザークラフトに活かしたいと思っていました。

これから農家になる私にとっては、害獣との付き合いは避けて通れませんし、だからこそ今回の鹿解体のツアーに行こうと決めました。

渋谷出発の富士山麓11時着の予定で始まった今回のツアー。参加メンバーの大幅な遅刻と相当な渋滞で、現地に着いたのはほぼ12時半。1時間半遅れのスタートでした。

到着して作業スペースに回り込むと、目に飛び込んできたのは横たわった鹿!

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事前に内蔵は取り出してあり、血抜きも行われていましたが、夏場で温度も高いということで、前置きもほぼなしで解体が始まります。
この時点で「解体したい人手を挙げてください」と主催者側から質問がありましたが、女性も含めて参加者ほぼ全員が手を挙げてました。
みなさん積極的!

まずは足から剥いでいきます。

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剥き出しになった脚はすでに食肉になった時に美味であることを思わせます。
こう思える人は解体案外大丈夫かもしれませんね。

みんな代わるがわる肉と皮の間に刃物を入れ、少しずつ皮をはいでいきます。
もちろん私もやりましたよヽ(o゜ω゜o)ノ

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最終的にはこの状態にまで持っていきます。
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ちなみにこっちは到着が遅れるうちにプロによって解体された鹿です。

この鹿皮に塩を撒くことによって、1か月常温で放置しても腐らないようになる塩蔵という処理を施します。食塩とは異なる粒子の大きい塩を使っていました。
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折りたためば割と誰でも見れちゃうかわいい鹿の毛皮って感じになりました。
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鹿を解体した後に少しだけ座学的なものがあって、最後にシカ肉を使ったジビエ料理がふるまわれました。シカカツとアバラの煮込み?みたいなのが出てきました。
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写真はアバラ肉の方です。美味しいですけど、牛や豚に比べるとやっぱり臭みは否めないですね。

現地にいた時間は3時間程度でしたが、すごくためになる3時間でした。
こんな機会でもないと、なかなか鹿に刃物を入れることはないですし、今後自分で狩猟をするかどうかの判断材料にもなりました。

手間も労力もお金もかかりますが、やっぱりいつか活用したいなと思いますね。
帰りの電車でたまたま山口産業の社長と隣の席になりましたが、少し希望のある話も聞けました。

岡山に行ってから、お金的な所は現実を見ながら、出来る範囲で理想も追い求めたい今日このごろでした。

早くネットでも稼がねば!!!
(現在サイト運営によるネット収入約1000円/月)笑

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