どうもgeradeausです。
今日は岡山に来ています。
明日は平日ですが木曜日が祝日ってことでもう代休とっちゃいました。
会社には里帰り中の嫁と子どもを迎えに行く、宮参りとかいろいろ済ませてくるんで休みますと言ってありますw
まぁ嘘じゃないけど、今回休みを取った本当の目的は3回目の現地訪問に行くためです!
もともとは明日を予定していましたが、雨が降りそうなんで今日に変更してもらいました。
ってなわけで、今日は3回目の現地訪問に行ってきましたので内容をご報告します。
(2回目をまだ書いていないので、順番が前後しますがまた記事にします。)
前回までの2回の現地訪問で吉備路もも出荷組合への就農を心に決めた私。今回はその中でも新規就農された方に話が聞きたいと思い、県下一の新規就農での成功者と言われるIさんにお会いしてきました。
スケジュール
約1か月前~Iさんを伺いたいと農業普及指導センターの担当者に申し立てを入れる。
↓
2日前~天気をみて日程変更と当日の待ち合わせ場所など再確認
↓
当日~14時に待ち合わせ場所集合、その後ほ場にて話し合い
こんな感じでした。
子どもがまだ1か月で嫁も行くか悩んだんですが、母乳をたらふく飲ませて寝かせつけていくことにしました。
待ち合わせの10分前に行くともう農業普及指導センターの担当者(Mさん)がいらしていました。Mさんには2回目の現地訪問でもお世話になっていたので今回で会うのは2度目です。
そこからIさんのほ場へ向かいます。岡山の道ってこんなに細いん?ってくらい細い道を進みIさんのほ場へ。民家から少し外れた小高い山には何本もの桃の木と隣には大きな池が!ここがIさんのほ場のようです。
ほ場では既にIさんと3年前の新規就農者のMTさんが待ってくださってました。
晴れてるし摘蕾しながら話を聞いてもらう感じかなーと思っていたら、椅子が用意されててガッツリ話し合うかんじでした!
とりあえず自己紹介したけど、聞きたいことを一挙に聞いたらええんかな・・・?と思いつつ対談がスタート。
出身の話やら、なんで桃を作ろうと思ったのだとか、そのあたりの話をしながらちょっとずつ聞きたいことを聞いていきました。
今回私が聞こうと思っていたのは
・実際に就農にかかった金額
・購入する軽トラの種類
・ほ場までの距離
・収入はだいたいいくらくらいを目指せるか
・夫婦での作業割振り
・今年の募集はあるか
の6点です。
どれも唐突にというより、話に交えながら聞いていくようにしました。
実際に質問と照らし合わせたIさん、MTさんの回答はこんな感じです。
・実際に就農にかかった金額 - かかった金額ではないけど、Iさんは200万の貯金でチャレンジした。MTさんは500万あればという意見。
・購入する軽トラの種類 – オートマでもミッションでもいいけど確実に四駆が必要。ただ中古の軽トラは数が少なくなってきているようで、間近の新規就農者は新車で買ったよう。
・ほ場までの距離 – いくつかほ場があるが、MTさんの一番遠いほ場は家から20~30分かかる。ほ場が遠いと輸送中に桃が傷ついたりする可能性がある。ほ場も近いに越したことはないが、家と出荷場が近いほうがいい。
・収入はだいたいいくらくらいを目指せるか – 仮にサラリーマンの年収が500万だとするとそこを超えるには一般的に6~7年くらいかかる。桃は単価が高いのでしっかりやればサラリーマン以上には稼げる。
・夫婦での作業割振り – 剪定など主な作業は旦那、枝広いなどは妻がする。夏の収穫期は夫婦でづっぱりだけど、それ以外の時期は女性は案外時間がありそう。
・今年の募集はあるか – 現時点ではなんとも・・・。今年新規の方が入るのと、新規で始める土地があまりない。
募集がなさそうなのは何とも寂しいというか、悲しいというか、こればっかりは土地がないとどうにもならないんでやるせない感じですね。
新規就農希望の方!こっから注目です。
募集があるかどうかの基準なのですが、岡山の場合募集がかかる時は基本的に入った時から少しなら土地を確保する見通しがついている状態のようです。その裏付けとして最近就農した方は研修に入った段階で土地を貸していただいたそうです。そこに苗を植えて、研修が終わる2年目には苗も2年が経過した木になるという具合です。
募集がかかるときは基本的には1つくらいは土地が保障されてると考えてもよさそうです。土地が確保できる見通しも立たずの募集は、就農者に迷惑がかかるためしないそうです。結局ネックなのは土地があるかどうかです。
ちなみに今回お会いしたMTさんは2年間の研修中に成園をもらえたようで、就農3年目(研修が終わり1年目)ながらも、結構な出荷量を確保できたようです。
じゃあ募集がかかるまで就農できないのかと言ったらそうでもありません。希望者の熱意と信頼次第です。
募集なしで就農した例として聞いたのは、ある人が桃の選果場で働いていて自身も桃が作りたくなった。募集はかかっていないけど、どんな人間かわかっている、生産者と関係ができているから面倒見てあげようとなるわけです。
でもIターンとかUターンの新規就農者じゃそれは無理ですよね。じゃあ諦めるのかって、そんなわけにはいきません。
各方面から熱意をアピールすることが大事なようです。
私はさっそく明日市役所に直談判に行くことに決めました!「就農のための準備はすべてした。でも土地がなさそうなので、何とか探してもらえないか」と頼みに行く予定です。そのくらいの行動は必要になってくると思います。
結果についてはまた明日報告するとして、今日の段階だと今年中の就農は微妙なラインですね・・・。
ただ生産者のIさんは、「空きそうな土地がないか探してはみる、ただ君も頑張るんやで」と言ってくれました。
なんとか募集の告知がある3月までに土地が見つかることを願います。
新規就農から始めた方に会うのは初めてだったので、いろんなことに実感がこもってました。役所の方からでもある程度話は聞けますが、話の熱量が違います。
2つ後悔したことは写真撮り忘れたってことと、手土産くらい持っていけばよかったなーってことです(T_T)
次回伺う際はなんか持っていきます!笑
就農したいけど土地がないって方、でも就農できたよって方、ぜひご意見いただければと思います。
それでは次回まで!
コメント